クレジットカードでの支払いが当たり前のアメリカでは、100ドル紙幣は不審がられます。

クレジットカードでの支払いが当たり前のアメリカでは、100ドル紙幣は不審がられます。クレジットカードが私たちの国で取り入れられてから、約50年程になります。

時代の移り変わりのなかで、日本の現金主義に対しても変わってきたなぁと感じられる部分が多くなってきました。

現金と一緒に何枚かのクレジットカードを財布に入れている人が多くなり、飲食店はもちろんのこと、身近なスーパーや病院、宅配便の受け取りなど様々なシーンで使えるようになりました。

では、アメリカと比較するとどうでしょう?

現時点でアメリカの決済状況は、現金が3割程度、残りの7割はクレジットカードをはじめ、デビットカードや小切手といった、現金以外の決済によるものというデータがあります。

ところが日本では、もちろん営業形態や業種によって差はありますが、売上高の割合をダントツで占めているのは現金なのです。クレジットカードを使える場所や、使う人は増えてきたように思います。

しかし、デビットカードや小切手をよく使う、という認識がある人は少ないのではないでしょうか。つまり、決済の割合だけ見ても日本はまだまだ現金に頼っているということがわかります。

クレジットカードは約100年ほど前にアメリカで誕生しました。

しかし、クレジットカードが誕生する前から、アメリカが日本と同じように現金に頼っていたかというとそれは違います。個人の決済でも当時は現金より小切手が主流で、その小切手が発展して生まれたものがクレジットカードだったのです。

だからこそ、現在でも小切手や、それがクレジットカードとは違う形で展開されたデビットカードを使われることが多いんですね。

そういった経緯もあり、もともと現金を使う事が少なかったアメリカ社会では、さらに現金が活躍する場面がなくなってしまった、という現状があるのです。

日本では、財布の中の現金が少なくなったらどうするでしょうか?

おそらく手近なATMで現金を引き出しておくのではないでしょうか。

今ではコンビニエンスストアや駅、街中の至る所で、銀行の種類に関わらずに利用できるATMが増えていますね。しかしアメリカでは、どこででも現金を引き出せるほどATMは多くありません。

やっと見つけたとしても、一回で引き出せる現金は500〜1000ドル程度が関の山です。

それも、100ドル紙幣が必要で引き出そうとしても、ATMは20ドル紙幣を5枚という出し方をします。

ATMが出す一番高い単位の紙幣は20ドル紙幣なのです。

私たちの生活ではイメージがつきにくいかもしれませんが、例として100ドル札を使うとしましょう。使うとしたら街中でのショッピングやカフェかもしれませんね。

あなたはレジで支払いのために100ドル札を出しました。

するとどうでしょう。

街中では小切手やクレジットカードでの支払いが当たり前のアメリカでは、100ドル紙幣はカジノで使うものなのでありえないくらい不審がられます。

スターバックスのコーヒーはたった数ドルです。たった数ドルの支払いでもクレジットカードを利用し、逆に現金は使わないのです。

ここには大きな認識の違いがあります。

そもそも「クレジットカード」という言葉からどんなことを想像するでしょうか。

「ローン地獄」というフレーズを思いついたりするでしょうか。「カード破産」という言葉が浮かんだり「借金」なんてちょっと恐ろしく、関わりたくないようなイメージが結びついたりする人は少なくないでしょう。

アメリカでは現金よりも気軽に使われるのに、日本ではおっかなびっくりクレジットカードを使う人というのが意外といるのです。

これは、価格が高いものを買うときや、残金が少なくて心細い時のお守りとしてカードがある、という認識でいる人が多いからなのです。

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