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クレジットカードがもたらしてくれるのは、あくまでも「期限つきの時間」であるということを忘れないように
これはもちろん人それぞれ違います。
もっと言うと、時間とお金はそれぞれに違った価値があります。
比べられるものではないんですよね。
どちらも限りがあり、どちらも何かを得るのに必要なものだからなのです。
例えば、お金は物やサービスを得ることができます。
時間はその人にとってどんな過ごし方をするかで得られる物が違います。
時間は、お金を生み出す事も、お金を消費することもできます。
お金からも、お金を生み出すことはできます。さて、お金で時間を買う、ということに関してはどうでしょうか。
これも実は、私たちの気付かないうちに身近にあることなのです。
だからこそ、お金と時間の兼ね合いや、時と場合によって自分がどちらを優先させるか等の価値観は明確にしておくと無駄が少なくなります。
それでは、時間をお金で買うとはどういうことでしょうか。
時間を1日24時間から30時間に増やせるという意味ではありません。これは、時給というものをイメージするとわかりやすいです。
アルバイト一人を時給800円で雇うとしましょう。
この時点で、雇い手側は労働力としてアルバイト一人の一時間を800円で買うことになります。
アルバイトは自分の時間を一時間800円で売ったことになります。こうしてお金と時間は同時にやりとりがなされているのです。
それでは、時間を得ることができるサービスにはどういったものがあるかはご存知でしょうか?
時間を1日24時間から30時間に増やせるという意味ではありません。
例えば交通手段です。
現在地から目的地までの移動手段は様々です。
徒歩、バス、電車、飛行機。その中でどの手段を選ぶかは自由です。
ただし、圧倒的に徒歩は時間を使う移動手段です。移動距離によっては、電車の中でもより速い手段は新幹線であり、それよりも早いのは飛行機です。
このように、交通手段というサービスの活用により移動時間を短縮することで、他に使える時間を得られます。
もちろん代価となるお金がかかるので、金額と短縮できる時間の兼ね合いで手段を選んだり、とにかく早く到着することが優先されるのであれば金額に糸目をつけないなど状況によっても違うでしょう。
他にも、何か自分の時間を使って行うことに対して代行するサービスがあります。
ベビーシッター、犬の散歩の代行、ハウスクリーニング、洗車などです。
これらは自分でもできるけど、その時間を他に使う必要があったり、自分の時間を得たい時などに使われるサービスです。
この他にも意外なところに時間を得るサービスがあります。それはクレジットカードです。
法律的な言葉でも、期限の利益、と表現されます。これは、クレジットカードが私たちに与える利益のひとつに、期限までの時間というものがあるということです。
クレジットカードを使った事がある人はイメージ出来ると思いますが、カード決済をした場合はその場で現金が必要ありません。
後日一括請求でクレジットカード会社に支払います。
実際に買い物をした日から支払日までは、現金を必要としないのです。
支払い日まで現金の必要がない時間を、期限付きで得ることが出来ているわけです。また、家計の状況によって、極端にその月の支出を増やしたくない、ということがあれば支払い方法を一括ではなく分割もできるのです。
極端に出費が多い月の時は、次の収入まで節約しなければならなくなります。分割払いやリボルビング払いを活用することで、支払いが完了するまでの猶予を得ることになります。
時間もお金も、どちらもあるにこしたことはありません。
しかし私たちは、何かを得るために必ずどちらかを代価に支払っているのです。あらゆるサービスによって時間を得ると、ありがたい気持ちになります。
しかしここで注意が必要なのはクレジットカードにより得る時間です。
他のサービスは、代金を支払いサービスを利用する事で自分の時間を得て終了です。
クレジットカードは、代わりに代金を支払ってもらっているだけなので、いずれ自分が支払わなければならないのです。いくらその場で現金が必要ないからといって、使いすぎは後々泣く事になります。
そういった無計画な買い物によって、いわゆる支払いに追われたりカード破産に追い込まれる人もいます。
クレジットカードがもたらしてくれるのは、あくまでも「期限つきの時間」であるということを忘れないようにしましょう。
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