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あなたがオーナーだったら、一度来てくれたお客様にもう一度足を運んでもらうために、どんなことをしますか?
あなたが飲食店オーナーだったら、セレクトショップの店員だったら。イメージしてみてください。
一度来てくれたお客様にもう一度足を運んでもらうために、どんなことをしますか?
有能なスタッフはDMやフォローレターを出す時期や内容の充実度に違いがあります。
先日お持ち帰りいただいたバッグは、この季節はこんな色と合わせると素敵ですよ。
先日ご来店いただいた際お話しした野菜はこの頃が隠れた食べどきですよ。お客様に対して、イベントやキャンペーンよりも充実した情報を載せるのです。
もしあなたが、気に入って購入したものをさらに活用できる方法を教えてもらえたら嬉しくなりますよね。
さらに、季節を超えて購入した商品に、新しくこのアイテムと使うとかわいいですよ、といった情報があるとそのアイテム買いたい気持ちになるかもしれません。
DMというものの目的は、実はそこにあるのです。
アンケートに答えると素敵なプレゼントがあります。今日のスタッフを採点してください。
スタンプカードを作ってポイントを貯めれば割引券になります。ありとあらゆる形式で、お店側は一度来てくれたお客様の情報を集めます。
そして、定期的にキャンペーンやイベントにあわせて手紙を送ります。接客をした時に出た話題を書き添えたりして、お店のことを思い出してもらいます。ああ、また行こうかな。そう思ってもらうために、DMというアプローチがあるのです。
最近はDMというものに代わって、Eメールでの案内が増えてきたように思います。
こういったものに必ず目を通している人はどれ位いるのでしょうか。必要な経費は郵便によるものよりはるかに安く済みます。
しかしながら、メールであれば受信設定次第で届いていることすら気付かれずにいるEメールもあるかもしれませんね。
Eメールでの案内はそういったデメリットがあります。機械的であるという点からも、本当に来てもらいたいお客様には手書きで一言で添えたり、思いを馳せていることが伝わる郵便のDMが今でも活用されています。
DMの中でも最も集客への反映が低いものは、不特定多数へばら撒かれる情報です。
これは単純に新聞に挟まれている広告と同じ部類のものとなり、そのDMの反応はわずか1%程度と言われています。
女性にメンズアイテムのセール情報を提供したり、普段の買い物にかける金額よりはるかに高額な商品を紹介しても、まったく的外れなわけです。
お客様の興味や関心、嗜好や買い物の癖などの情報をより多く集めてDMやキャンペーンの案内をすることができれば、不特定多数の消費者に向けたDMよりもその効果を期待できるのです。
そこで、ある程度規模の大きな小売店はこの課題をクリアする為に、自社のクレジットカードの発行という手段を用いています。
自社でクレジットカードを発行していなくても、加盟店であるということでマーケティング情報を提供するシステムのあるカード会社もあります。
この場合は全ての情報をまかなえるわけではありません。
ところが、自社が発行したクレジットカードを所有し、そのクレジットカードを決済手段として活用された場合は違います。
クレジットカードの契約の為に必要な住所や性別といった個人情報の取得が可能になり、その決済データによりどんな商品をどんな価格帯で買ったのかという情報も手に入れることができます。
そこから、より効果的なDMの作成やキャンペーンの紹介をすることが可能になるのです。
さらに、自社のクレジットカードを持ってもらうということは、現金のみの顧客よりも高い価格帯での買い物の機会を増やすことが可能となります。
自社発行のクレジットカードの発行の場合は法律の範囲内でより効果的な割引や特典、自社のクレジットカードを所有し、利用するにあたっての付加価値をつけることができるのです。
最近では多くの小売店のレジはコンピューター端末化されており、商品の色やサイズごとの売上や販売数管理が可能です。ただし、どのお客様がどういった商品を手に取るか、そのお客様の住所や性別などの情報までは管理できません。
その部分をまかなうためにも、お客様の買い物の動向や嗜好をデータとして蓄積できる自社カードを持つ小売店は増えているのです。
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